中国では飲食店のお店が並ぶと罵り合います。

 

héng fú
横幅  フhゥァンg フh
横断幕

中国ではなぜか飲食店が軒を並べることが多く、お腹がすいた人はその横丁へ行けば事が足りるので便利な面がありますが、お店側からするとお客の取り合いをするということになります。
なので並びの店に対して画像のような誹謗の横断幕を店頭に掲げるお店が出てきたりするのです。

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何と書いてあるのか訳してみましょう。
まずはお店の名前ですが”重庆鸡公煲”とは”重庆(重慶の)鸡公(雄鶏)煲(鍋)”ということです。

でその下に張ってあるのが問題の横断幕なのですが、意味は次のようになります。

tā liǎng jiā bú hǎo chī
他两家不好吃→
その2軒はまずい

ちなみにこちらのお店は三軒並んでお店を出しています。
そして反対側のお店も同じような横断幕を張っていました。
矢印こそ反対向きですが、文面は同じです。
ただ、こちらは牛肉麺屋さんなので鍋屋さんとは被ってはいないように思うのですが、少しでもお腹が空いている人を呼び寄せたい気持ちがこの文面になっているのでしょう。
さて、では真ん中のお店はどうかといいますと、こんな感じになっていました。
こちらは辛口のビーフン屋さんです。
左右に矢印を向けて「その1軒はまずい」と称しています。
よそよりおいしいのを作ればいいだけのような気がするのですが、しかし、この横断幕は結構人が集まるようで、その評判を聞いて他の場所でもやっていました。
どうやら、横断幕屋さんの戦略のようです。

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