世界の工場と言われる中国で流通しているこんなモノ

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次品  ツhiゥゥピhィン

cipina今回の中国語は “次品(ツhiゥゥピhィン)” です。
あえて上の日本語説明を ” ? ” にしましたが、この次品(ツhiゥゥピhィン)という言葉はどんな意味があるのでしょうか?
左の画像は中国のユーザーがアップしてくれたUSBメモリーですが、これは今回の “次品(ツhiゥゥピhィン)” に該当するものです。

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せっかくなので中国の “次品(ツhiゥゥピhィン)” の数々をご覧いただきましょう。

こちらはヘッドホンです。
どこか不思議な点に気がつくはずです。
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どうでしょう?
中国語の “次品(ツhiゥゥピhィン)” とは “不良品”のことです。
中国語では “次(ツhiゥ)” の文字には次(つぎ)の意味の他に”品質が劣った”という意味があります。

“世界の工場” とも呼ばれる中国でもものづくりで利益を得るにはコストダウンが重要です。
また競争に勝つには”少しでも安く売る”という側面があります。
ユーザーのことを考えるとそこそこの品質は維持しなければなりませんが、売るためにはどんどん安くし、どんどんコストを下げ、ついには禁断の領域にまで踏み込んでしまい、見た目だけが維持されていれば品質は度外視されていってしまいます。

このラジオペンチがそれを物語っています。

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刃がこぼれることはあっても取っ手が折れるなんて日本の製品ではありえないことです。


こちらのくるみ割り器も同様です。
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くるみ割り器なのにくるみが割れないんです。

こちらの鉛筆なんて鉛筆削り機で削ったら文字を書くことが出来ない代物です。cipine2
芯がずれているので木の部分が紙にあたるので、書いた跡は残せます。

独自の付加価値をつければマーケットは独占できますが、せっかくのオリジナルもすぐに誰かが真似をするので開発する努力も気力も失ってしまうのです。
こうして中国ではその製品に見えるだけで実際には使えないような物体が横行するようになったのです。

こちらは分度器。
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ひと目見て使えないとわかるこれがなぜユーザーの手に渡るのか不思議ですが、何かのセットに紛れさせたのかもしれません。

こちらの電卓はパッと見では気が付かないかもしれません。
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使っているうちに気がつくのかもしれませんが…

こちらは靴下。
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左右で柄があっていません。
まあ実用には差し支えないので、価格が安ければ買う人もいるかもしれません。
ただ、上手に隠して売っているかもしれないので考えものです。

次にこちらの衣料品ですが、もうどうしてr

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売れるのかな?コレ

ちなみに最初にご紹介したUSBメモリーですがこんなことになっていました。

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2件のコメント

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