ワンタン屋さん
ワンタンは日本では”雲呑”と書きます。
実はこれは広東語で、中国語の普通話では”馄饨(ホhゥン トhゥン)”と書きます。
以前は中国でもギョーザ(水餃子)と区別されてはいませんでしたがスープで食べ、皮の薄いものがワンタンになったそうです。
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日本にはあまりないかと思いますが、中国ではチェーン展開しているワンタン屋さんもいっぱいあって、たとえばこちら
上海発の吉祥ワンタン。
バラエティに富んだメニューとオリジナル性の高い具が特徴です。
変わってコチラは如意ワンタン。
蘇州発のお店でワンタン以外にもお粥や盖浇饭(ガァィ ヂィァォ ファン)と呼ばれるライスプレートを扱っています。
ちなみに日本式のカレーライスやハヤシライスも、あちらでは盖浇饭(ガァィ ヂィァォ ファン)に含まれます。
そんな感じで具材とご飯をお皿に盛ったものです。
そしてこちらは成都発の”ワンタン大王”です。
コチラもいろいろメニューが有りますが特徴的なのはワンタンをはじめ、アヒルの肉を使った料理が多いです。
ファストフードなんですが、アヒルの頭を丸ごと煮たやつ(鸭头)とかあったりします。
このようにワンタン屋さんはチェーン店だけでもたくさんあって競争が激しいのです。
コチラは個人のお店ですが、店頭に貼り紙がしてありました。
どうやら臨時休業のお知らせのようですが、何と書いてあるか改めて訳してみました。
ān mín gào shì
安民告示
人民の平安のお知らせ
yīn lǎo gōng zài wài miàn yǒu nǚ rén
因老公在外面有女人,
旦那が外に女をつくってたので
jīn tiān qù tán pàn
今天去谈判
今日、談判に行ってきます
xiū xī yī tiān míng tiān yíng yè
休息一天,明天营业
一日お休みします。明日は営業。
hún tún diàn
馄饨店
ワンタン屋
…中国のワンタン屋さんは、同業種同士の競争以外にも頭が痛い問題を抱えているようです。
でも、明日の売上げはけっこう伸びそうですね。