jiǎ chàng
假唱 ヂィァ チrhャン 口パク |
中国には”営業性演出管理条例実施細則”という決まりがあって、その第三十一条の違反行為として口パクの定義が記されています。この決まりがあるために口パクが露見すると騒ぎになるのです。
こちらは北京五輪で話題になった口パク少女。
[ここから続き]
オリンピックのような大きなイベントでは 本来口パクは仕方のないことで、歌詞の言い間違いだけではなく音響設備的にも事前に調整すればハウリングやマイク調整やミキシングなどの心配もないため、ライブでやるよりずっと失敗の危険性が薄れて楽なのです。
実際 世界中どこでもやってます。
ちょっと前にニューヨークで2017年のカウントダウンイベントでもマライヤキャリーが口パクしたニュースが話題になりましたが、先も述べたように中国には変な決まりがあるために問題視されやすいのです。
しかも中国でも毎年やってる春晩会 (中国版紅白歌合戦)なんて、ほとんど口パクだと思います。
こちらは口パク疑惑だと言われている2008年の春晩会のチャン・ツィイー。
“天女散花”という歌を披露した時ですが、この歌は歌詞の中にやたら”花儿(ホhゥァr:花の意)” という単語が出てきます。
そして上記の画像のパートの時、歌い出しは “吉祥迎风(ヂィィシィァンインgフhァンg)”〜で始まりますし、音もそうなっていたのですが、どうみても口は”花儿(ホhゥァr)”〜の形になってました。
こんな感じでよく見るとタイミングのズレや言い間違いなどでなんとなく口パクもわかってしまうものなのです。
ですが、そうは言ってもできるだけライブっぽくやってほしいものです。プロなんだから…
こちらは2016年のCCTVの番組”星光璀璨演唱会(スターライトキラキラコンサート)”の萨顶顶(サー・ディンディン)の歌い出しの所。
伴奏からスポットライトがあたり振り向きざま歌いだしたところ、なんとマイクを逆さまに持ってたという中国では有名な場面
すぐに気づいてあわててひっくり返して笑顔でごまかしていましたが、音の方は問題なく拾えましたし不思議です。
こちらは2011年の湖南衛視の小年春晚でのこと。
中国のイケメン歌手三人が集まって歌いだしたのですが
この絵の時すでに伴奏が流れ一番右の李炜(リィィ ウェィ)が歌い始めているのにマイクを下げています。
このあと慌ててマイクを当てて歌い始めてます。
他にもステージから歌いながら降りてきた時にマイクを持ったまま転んでいるのに歌はちゃんと流れているとか、逆に音のほうがレコードの針が飛んでしまったようにバグって同じところを繰り返してしまったという場合もありました。
最後にこちらのケースをご紹介します。
ここまでお読みいただいた皆さまなら、この方がどうして口パクなのかもうお分かりいただけるかと思います。
↓
もう歌なんかより演技のほうが気になってしまいます。
ちなみにですが、萨顶顶(サー・ディンディン)の一件があってから中国の通販サイトではこんな商品が売られるようになりました。
両方マイク。
これさえあればマイクの持ち方の心配はもう不要です。
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