中国ではお値打ちそうな広告に飛びつくとケガします。

日本語の “売値(販売価格)” は中国語でこう言います。
shòu jià
售价  ショォゥ ヂィ [esplayer url=”https://tohoyukai.com/wp-content/uploads/2020/12/shoujia.mp3″ width=”25″ height=”25″ shadow_size=”0″ shadow_color=”#a9a9a9″]

これも何度か取り上げたことなんですけど、中国の特売やセールのPOPだけを見て、こっちの商品の方がお値打ちそうだな〜と思って買ってはいけないのです。
日本でも大してお得じゃないのに”お値打ち価格!”と相当安くなってそうな表現があったりしますが、中国の場合はそれを越えてきます。

[ここから続き]
例えば最初の画像のおそらくスーパーの売り場POPだと思いますが、拡大したのがこちらです。
上から2リットルコカコーラ6.9元、2リットルスプライト6.9元、2リットルコカコーラ+2リットルスプライト13.90元・・・となります。

日本の方ならすぐにお分かりかと思いますが、2リットルコカコーラ、2リットルスプライトを単体で買うと13.80元なので、セットで買うと少し損をします。

こんなことまでして0.1元儲けようとするなんてと思うかもしれませんが、中には計算が苦手で雰囲気で買ってしまう方もいるのと、中国ではいまだに売る方が偉そうなのでこういうことがまかり通ってしまうのです。
こちらはまた別のお店の商品。
プリングルスみたいなポテトチップスが並んでいます。
上の棚は二本セット、下の棚は単体の商品棚です。

二本セットの方は袋に”超值分享系列:安値 利益還元シリーズ”とドーンと書かれています。
にもかかわらず単体二本で買った場合は13.80元で圧倒的にお得です。
袋の包装費用や梱包する手間賃まで購入者に払わせようとする魂胆です。
変わってこちらは中国の商品でシャンプーです。
特売だったようで貼られた赤枠のシールに15元と書かれていました。
この動画をアップしてくれた人は何か気になったらしくシールを剥がしてみることにしたのですが・・・

ちょっと見にくいですが、めくってみたら”推奨小売価格9.9元”と書いてありました。
多分お試し価格のことだと思います。
通常のこのシャンプーは内容量が200mlで25元くらいなのですが、この商品は190mlです。
でも店主はその隙を逃さず儲けています。
こちらは飲食店の場合です。
鸡架(ヂィィ ヂィ)とは鶏ガラを甘辛く油で炒めた中国料理です。
でもどこが変なのか もうお分かりですね。
二個からすでに価格がおかしくなっています。
三個買った場合1個あたり3元以上になり、1個で買った場合の1.5倍以上の値段になっています。
中国では売る側の人は常連のお店ならともかくあまり知らないところは基本信用できません。
お客が値段を知らないのをいいことに、隙あらば儲けようとします。
なぜ日常的に値切って買うのかもお分かりいただけるかと思います。
 

こちらは日本でもよくあるパターンの売り出し横断幕。

多分 洋品店だと思いますが 幕には “最後の200着全て50元!・・・・・・から”と書かれています。
からを表す”起”の文字がちょっと小さすぎじゃないでしょうか。
日本でもチラシや通販の価格表示で “から”の文字は価格より小さくなってたりします。
こうした広告系の価格表記は隅々までしっかりみないと本当に損をします。

でも中にはこんな価格表記をしている場合もあります。
こちらは靴屋さんの店頭に置かれた台車のようなものの上に無造作におかれたサンダル。

価格は二足10元。三足5元です。
どうやら倉庫に置いておくのが邪魔になったのか早く片付けたいみたいです。

 

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○参照:巨有趣 存满娱乐网 来福岛 多玩游戏 皮皮虾       

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