建築部材の赤レンガは中国でも名物

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赤レンガ
赤レンガは世界各地で使われている建築部材です。
中国でも都会田舎問わず古いレンガ造りの建物が今でも多く残っていますし、新しく作られる公共の施設などでも総赤レンガ造りだったりします。
また、高層マンションなども外壁が赤レンガだったりしますが、あれはレンガ調のサイディングボードだと思います。

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また町中がレンガ造りだったりする場所もあります。
こちらは福建省の闽南(ミンナン)地区の路地
この一帯は赤レンガ造りの建物だらけです。
このように赤レンガは中国でも欠かせない建築部材なのです。

 

日本では明治維新の前後にレンガ造りの建物が多く作られましたが、地震に弱いという欠点があって、地震大国の日本では関東大震災以後一気に作られなくなりました。
中国でも汶川の大地震の時、レンガ造りの建物がけっこう倒壊して被害が出ていました。
もっともそれにはレンガ造りという要因以外に”手抜き工事”の影響もあったかと思います。

こちらは北京にある赤レンガ美術館

ここでは赤レンガだらけの空間をアートと捉えた展示物を見ることができます。
例えばこんな空間とか…
なかなかの造形美です。
赤レンガといえど使い方でこのような古臭くない空間が作れますよ…ということなのでしょう。
さきほどサイディングボードのお話をしましたが、こうした高層マンションもレンガ調の外壁は好んで使われます。

さすがにこれは鉄筋造りで壁面をレンガ調の装飾ボードで覆っています。
サイディングボードのほうが施工も簡単ですし、耐久力もあって便利なのですが、相変わらず、装飾だけの目的で手抜き工事もされているようです。

強度がないのですぐに崩れてしまいます。
そして中国ではサイディングボードよりも簡単に赤レンガの壁を作り出す技術も確立していました。

向こう側の柱を見るとかなりきれいな仕上がりになっているようです。

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