中国菜 ー なぜ中国の人がフードファイターみたいに大量のおかずを食べようとするのか?

zhōng guó cài
中国菜  ジrョォンg グゥォ ツhァ
中国料理

中国料理は世界三大料理に数えられるほど有名ですが、今回はその食べ方というか盛り方について触れてみます。
日本料理との大きな違いの一つに盛り方があります。
中国ではだいたいが画像のように大皿にたっぷり料理が守られたものがドンドンとテーブルに並びます。

[ここから続き]

それは家庭料理でも同様で、やはり大皿が並びます。
個別にあるのはご飯ぐらいとお茶くらいのもので、おかずは大皿から取り皿に取って食べます。

日本の家庭料理では中国式のような大皿方式で食べたり、舟盛りのように大きな器でドンっと出す場合もありますが、お店で出されるのは宴会でもない限り、ご飯もおかずも個別に出されることが多いですね。

この中国料理の方式が中国の人たちの食べ方に大きく根付いていて、一人どれだけ食べたか、どれだけ食べれば良いのか決まっていませんから、作る側も余分に作るのです。
特におもてなしの場合は誰がこんなに食べるの?という位に皿を並べたがります。
そのために食べ残すことに対してほとんど抵抗がないのです。

こうした習慣のためか、よせばいいのに一人の食事でもこんな風に大量に作って食べたりしてしまうのです。


その代わり、お店では食べ残したものは持ち帰るのが当たり前になっていて、大体のお店で持ち帰りの入れ物をサービスしてくれます。

また、それぞれがレンゲで取ったりしますので、飛び散りますし、貝やエビの殻をテーブルに置いたりもするので(器を殻入れにしたくないみたいで)、テーブルは結構汚れます。
このように中国人の食べ方はシステム的に美しく食べる方式ではないので、世界中から残念な目で見られがちなのです。
こちらは中国のどこぞのフードコート。
アイスを注文して食べているのですが…
隣の家族が呆れた目で見ています。
変わってこちらは中国某所のシネコン。
女の子がポップコーンを脇に映画に集中して楽しめる体勢を整えているところです。
ポップコーンの量が尋常ではありません。
ドリンクもでっかいのを2本も用意してるし…

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です