【高鉄】中国の新幹線はいろいろな国の技術の集積

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高铁   ガァォ テhィェ [esplayer url=”http://tohoyukai.com/wp-content/uploads/2016/02/gaotie.mp3″ width=”25″ height=”25″ shadow_size=”0″ shadow_color=”#a9a9a9″]
高速鉄道

gaotie005A中国の新幹線は通称”高铁(ガァォ テhィェ)”といいますが、
これは高速铁路(ガァォ スゥ テhィェ )の略称です。
高速鉄道という意味です。
高速鉄道というだけでは曖昧ですので、中国国家鉄道局では
時速250km以上で営業し、初期運転速度が時速200kmの旅客輸送専用路線より下回らない列車のグループとしています。

[ここから続き]

2020年までにこれだけの高速鉄道網が整備される予定です。
gaotie005B
中国新幹線の車両は和谐号(ホhゥ シィ ハhァ)と呼ばれます。

意味は”調和する”という意味です。
中国全土を調和するという願いが込められた名前なので、全てがこの名称で統一されていて、日本のようにのぞみとかみずほとかはやぶさとかいういろいろな名称はないです。
今の所ですけど。

2007年に第6次中国鉄道高速化という改革が実施され、中国ブランドの高速列车CRHが登場しました。CRHシリーズの技術は海外企業に技術協力で開発していますが、最終的な生産は国内で行われています。
車両は現在までに21種類登場していてCRH1型とかCRH380A型のようにCRHがついています。
CRHはChina Railways High-speedの頭文字です。

CRH1
CRH1型
開発にはカナダのボンバルディア社が関わっていて
同社がスェーデンに提供したRegina C2008型の技術が応用されています。
CRH1型は2006年から運行しています。
CRH1A型は广州・南昌・成都エリアで、CRH1B型は上海エリアで、
CRH1E型は上記の両エリアで運行されています。

CRH2
CRH2型
中国企業と日本企業連合体(川崎重工、三菱商事、三菱電機、日立制作所、伊藤忠商事、丸红)によって開発されました。日本の新幹線のE2-1000型が応用されています。
最高営業時速は250kmで、2009年に登場しました。
貴州-広州間、南京-広州間、貴陽市-開陽間などで運行しています。
後述するCRH380A型、CRH6型はこのCRH2型の派生タイプです。

CRH3
CRH3型
こちらの画像はドイツのシーメンス社との技術提携で作られたCRH3C型
最高時速350kmで運行されており、試験運転では394.3kmを記録していました。
北京-天津間、武漢-広州間を走っています。
武漢-広州間は従来11時間かかっていましたが、4時間ほどに短縮されました。
350km

CRH5
CRH5型
フランスのアルストム社との技術協力で作られたCRH5型、
2008年にデビューしています。
CRH5型は最高時速300km出せますが、実際には最大250kmで運行されています。
通常は東北三省区域と西北区域の寒い地域を走り、”高寒戦士”という呼び名がついています。

CRH6

CRH6型
2012年に青島で初運行されました。
他の車輌よりも低速(中距離区間)用の車両でCRH6A型は時速200km、
CRH6F型は時速160km、CRH6A型は時速140kmで運行されます。
この車両基本的に中国だけで開発されています。
2014年には広州、珠海、江門間が開通していて2020年までに主要都市間
16区間の開通を目指しています。

CRH380A
CRH380A型
四方機車車両株式会社によって開発された車両で、
開発目標が運営速度時速380kmを持続し、最高運営速度時速468km、
試験では時速496kmということでこの番号がつけられました。
この車両はCRH2C型を基礎に研究開発されています。
北京-上海高速鉄道上でその要求を満足させるのは難しく
そのため列車全体の性能を高めなければならず、特に空気抵抗に関する
ヘッドのデザイン変更は大きな改変だったそうです。
…でも、これ新幹線の500系に見た感じはそっくりです。

ただ、運転席の窓を上に上げてしまったために
コクピットの視界は相当悪そうです。

CRH380cockpit

インドネシア高速鉄道のコンペで日本と競合した中国の新幹線技術ですが、どうしてこれまでいろんな海外の企業と共同開発したのかが想像できます。
インドネシア…大丈夫かな?

あと、もう一つパクってるじゃんっていうのがあります。
それがこちら…

CRH380DR
中国名は “黄医生(フhゥァンg イィ シrhェンg)”
そうドクターイエローです。

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