中国人民抗日戦争勝利70周年記念
いつもは国慶節の10月1日に軍事パレードが行われますが、今年は抗戦勝利70周年記念として9月3日に行われました。日本政府がポツダム宣言の降伏文書に調印したのが9月2日なのですが、当時の国民党がその次の日から3日間を休みとしたので、9月3日が抗日戦争勝利記念日となっています。
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最近はテレビのニュースでもよく中国のことが取り上げられるので、今回の閲兵式のことをご存じの方も多いかと思います。
北京の昌平には閲兵基地という閲兵式の練習専門施設があり、参加する兵士はここで合宿しながら、来る日も来る日も行進の練習をします。
7月から練習しているので、行進の揃い様も当然のごとく上がっていきます。
あれだけの人数が一同に集まる施設ですので、相当規模も大きいです。
これだけ大規模な施設なので都心部から離れた田舎にあるのが分かります。
行進以外にも、こうした演奏やコーラスなどの音系も練習出来ます。
また、大砲を撃ったりもしますので都会では出来ないです。
こちらは宿舎。宿泊以外にビリヤード台で気晴らししたりできる部屋があります。
でも、入りきらない隊員の方たちはこうした臨時営巣で寝泊まりしています。
参加兵以外にも指導者はもちろんのこと、食事担当や医療関係、床屋さんなど閲兵式を取り巻く大勢の裏方もここに集まります。
さて、こちらはそんな中国人民抗日戦争勝利70周年記念を控えて一般企業に貼りだされた貼り紙です。
内容は次のようなものです。
通知
日本の鬼畜の敗戦70周年を祝うため、会社は特別休暇を1日(9月3日、国の提案では2日、私達は国の提案を受け入れません)、休日の期間、大勢の工員で日本の店をうろつかない、日本製品を買わない、発見すれば、首にします。
特にここに通知します。
…ってもんのすごいパワハラ。
これは東ガン市と恵州市の金属製品の会社ですが、他にもこちらは河北省の石油会社
そして、こちら広西省の何かの装飾屋さんも。
やはり内容はほぼ同じ。
いかがでしょう?
こんなに文面がみんな同じなのは、ひな形がどこかにあったのでしょう。
一枚目の文中には国家の提案とあったので、国から文面も含めた指導があったようですね。
本当に中国の上層部は抗日が好きです。