安売り
“用”の字によく似た”甩(シrhュァィ)”の文字は、振ったりぐるぐる回したり、投げたりする意味がありますが、もう一つ”切り捨てる”の意味があり、彼氏と別れる時や、今回のように”安売り”の時にも使います。
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大甩卖(ダァ シrhュァィ マァィ)の様に “大 “をつけて用いられることがよくあります。
大安売りの意味ですね。
さて、チラシや店頭POPで、大安売りの時は赤文字や通称バクダンと呼ばれる多角形の星形のデザインを使ってやすさをアピールします。
最初の画像はおやつの袋売りの価格表示ですが、やはりバクダンを使ってアピールしています。
ではどのくらい安くなっているのでしょう?
一般的に、二重価格でやすさをアピールする場合、当然ながら元の値段が書いてありますので、どれだけ値引きされたのかは、そこをよく見ればわかります。
最初の袋売りのお菓子の値札を見てみました。
元値が16.86元のところ販売価格16.85元で売っています。
まぁ、ほぼ元値ですね。
ちなみに画像の中の”原価”ですが、仕入れ値のことをいう場合もありますし、元の値段という場合もあります。
同じく”現価”と表記しているのが現在の価格ということです。
上記の場合”原価”の方が高いので、原価割れしているのですごく頑張っているんだな〜と良心的な方は考えるかもしれませんが、およそ0.1元しか負けていないというのが本当のところでしょう。
でも、まだこのお菓子は良心的なのかもしれません。
例えばこちらのチラシに載っている携帯電話ですが、同じくバクダンを使って価格をアピールしています。
しかし、ご覧のとおり1799元のところ1799元なので、全く特価になっていません。
たぶんお店の人はもともと特価だからと言うでしょうけど。
こうしたことは日常茶飯事で、こちらは中国のネット通販サイトで販売されていたSONYのデジカメ。
あとこういうパターンも有ります。
靴屋の店内のPOPです。
1足買うと7.8折(22%引き)、2足買うと7.8折(22%引き)!。
元値がどれだけだったかはPOPではうかがい知ることは出来ませんが、一応は安くなっているみたいです。
でも、いずれにしてもあえて2足買う必要性は全くないようです。
中国でお買い物をする場合は雰囲気に飲まれないようにご用心。