超载超限 ー 中国名物過積載トラックが度を越え中国を壊しまくっている

chāo zǎi chāo xiàn
超载超限  チrhャォ ザァィ チrhャォ シィェ
過積載

前回もご紹介しましたが、ありえないほどの荷物を積んで走るトラックなどが中国名物として日本のテレビでもよく紹介されていて、これが大型トラックともなると一度事故を起こせば積荷がぶっちゃかって道路を塞ぎ、しばらく通行できなかったりと大迷惑で笑ってられない状態となります。

[ここから続き]

以前、食べ物などを運んでいるトラックが過積載により横転して積荷を道に撒き散らし、それを地域住民がこぞって持ち帰るという出来事がよく起こります。
私は最初ドライバーがかわいそうだなぁと思ってみていましたが、今はそうは思わなくなりました。

と、いいますのも重量も長さも規程を越えると運転が困難になります。
それでもへっちゃらで乗りまわすものですから、たとえばこんな現象がおこります。

道路に穴を開けてしまうのです。


もっともこうした事故の裏側には地下水や上下水道の漏水や手抜き工事などのさまざまな可能性が考えられますが、重量が影響していることは間違いありません。
 こうなると、道路に広がった物を片付けるだけではすみませんから、復旧にも時間とお金が結構かかるようになってきます。
ただ、実は道路に穴が開いているうちはまだよいのです。
道路に穴を開けてしまうのですから当然こんなことも発生してくるのです。
過積載トラックが橋を崩落させるのです。
こちらはもっと大規模な橋をやっちまっています。
こちらは橋の制限重量を110tも越えた車両で渡ったためこのようなことになりました。
バカをやらかすのも程々にしないと大変なことになるという例です。
運転手はもちろん逮捕。
損害額は1500万元(2億5千5百万円)以上に上ってしまいました。
どうするんでしょう?
こちらは2017年7月のニュース。
やはり過積載による超重量トラックが橋を潰しています。
ご覧の通り橋の制限重量が5tという標識がちゃんとかかっています。

しかもかわいそうなことに橋の亀裂に普通車が巻き込まれて落ちているのも見られます。
この車はタクシーだったそうですが、病院に搬送されて無事が確認されました。
上記の橋は比較的田舎の橋ですが、十分重量を計算されているはずの都会でもやはり同じようなことが起こっています。
前回も高速道路の過積載トラックの事故で少しお話しましたが、高速道路のあり方を根本的に覆す事故もしばしば発生しています。
恐らく過積載のトラックが数台連なったのでしょうね。
高架の接合部が外れて、ストンと落ちてしまっています。
この”事が起きるまでは大丈夫思想”はいったいどうしたらいいのでしょう?
日本のスマホ運転にも似たような印象を感じなくもありませんが、中国では例えば、こちら四川省の遂宁市の某道路。
ここは周辺地域に土砂の産地があり、過積載トラックもかなり頻繁に通行する地域です。

そこで市内に入る幹線道路に重量計を設置し、重そうなトラックを取り締まることにしたのです。
この時の取締期間中の計測車両196502台のうち3862台に過積載が認められました。
これによって道路や橋などの被害はもちろん人への被害が減少できたのですから、効果は絶大です。

また中国は国家の取り組みとして、あんまりみんなが平気でバカをするものだから、2017年の今年、規程をわかりやすく明確にし、処罰も厳格化する超载超限新规程(過積載新規定)という新体制を始めました。

過積載による事故がもっと減少するといいですね。